私は小学生の時「ハーフ」と呼ばれることがあった。
私の母は中国人、父は日本人で私は中国と日本のハーフである。
しかし、日本で生まれ日本の教育を受けている私にとって「ハーフ」と言われることは、とても居心地が悪かった。しばらくは友達からハーフなの?と聞かれても否定することもあった。個人としてではなく、ハーフのバイアスがかけられていること、他の友達と異なることがとても嫌いであった。
今は、日本で育ちながらも2つの文化を楽しめること、祖父母が日本に移り住んだことをとても誇りに思う。話を聞くかぎり、私のような年代は両親や祖父母に比べ、差別や障害は少ないと感じる。
その代わり、日本では、人種差別のニュースを見ても、どこか人ごとに感じている人が多いのではないだろうか。知らず知らずに、よそ者扱いしていないか、差別に加担していないかを認識して欲しい。国籍、人種に関わらず、個人が個人として扱われるような社会になって欲しいと思う。
by mn